【本】朝日ソノラマのジュブナイル文庫にどハマりしていた話。「D」とか「キマイラ」とか。

こんちは!もいちです。

読書が好きだった僕ですが。
(最近めっきり読まなくなっちゃった)

中高生時代。大いに夢中になったのがジュブナイル文庫。

先日。「バンパイアハンターD」の動画をYouTubeで見かけちゃって。
そのせいかあふれそうになるくらい思い出したので、記事にしちゃいます。


スポンサードリンク




【同級生に朝日ソノラマ文庫を薦められた】

本が好きで、よく近所の本屋に出入りしていた少年時代。

でも小遣いが少ないから、いつでも買えるわけじゃない。

だから1冊選ぶにもやたらと慎重になる。

店頭で悩んで結局買わずに帰る日々。

だからウチではお気に入りの本を何度も読む。
もちろん読み終えてすぐ読み返すわけじゃないよ。

数こそ少なかったけれど数冊の蔵書はあるから。
ローテーションを組むように順繰り読み返すわけ。

そうするよりなかったとは言え、それでも楽しかったのだよね。

おかげで好きだった本は何回読んだかわからないくらい。

 

それまでの僕にとって、読書と言えば小説を読むことで。

そしてその小説とはずばり推理やミステリを指すものと。
そう思い込んでいた頃。
(それ以外のジャンルは未知でわかっていなかっただけ。)

だから新しいジャンルに手を出すなんて考えたこともなかった。

というよりお金ないから失敗したくないもんで。

結局かつて読んで肌に合った作者のを無意識に選んでしまう、
そんな事だったのかも。

いずれにしても冒険できない性格は、
すでにこのころには仕上がっていたみたい。

 

そんな少年もいちの読書習慣に変化をもたらす出来事。

 

いつもの書店で同級生に遭遇。
地元の書店なのだから別に珍しいことではない。

その彼も読書が好きなようだった。
本好きそうにみえた彼に、試しにとオススメ本を訊いてみた。

するとそこで彼が僕にススメてくれたのが、
「朝日ソノラマ」のコーナーだった。

文字通りそのコーナーまで僕を連れて行き、
この辺の本かなあとススメてくれたのだった。

 

「キマイラ」やら「D」やらの文字が並ぶそのコーナー。

事あるごとに書店に立ち寄るものだから見た事くらいはあるそのタイトル。

視界に入っただけでも印象に残るその文字たち。

でもね。

そのタイトルがもう、なんだか。
あまりにも・・・

正直にいって、実はそんな印象だったものだから。
それまで一度も手に取ることすらなかったわけ。

だからその時も「へえ、この辺おもしろいんだ~。」と、
お茶を濁したのを覚えてる。

ところがそれから数日後。

いつものように部活帰りにその書店に立ち寄る。

するとその日も同級生に遭遇。ただし前回とは違う同級生。

今回も試しにと、その彼にも同様におススメを聞いてみた。
するとまたしても「朝日ソノラマ」のコーナーに連れていかれたのだよね。

なんてことだ。
申し合わせたかのように同じものを、
しかも似たような手順で僕にススメてくれる。

そこまで面白いのかい朝日ソノラマ

そう思った僕は、その彼に数日前の出来事をうちあけた。

「実はこの前◯◯にもさ、・・・。」

それを聞いた彼は笑いながら「そうなんだ。でも確かに面白いよ。試しに読んでみたら?」

そうかい。それならどれがいい?具体的に教えてよ。

「面白いのばかりだけど。ところで(アニメの)ボトムズは見てた?」

そう僕はそんな世代。

 

いやまったく。

そう答えた。

そう言えば一度も見たことなかったな。

「そっか。これなんか面白かったけど。ボトムズの外伝みたいなものなんだよね。」

彼が指差して勧めてくれる本。

生まれて初めて人から本を勧めてもらった瞬間だった。

 

【きっかけは「青の騎士ベルゼルガ物語(ストーリー)」】

勧められたその時こそ買わなかったものの、
程なくして結局買ってみた同級生オススメ本。

それが「ベルゼルガストーリー」

もいちがジュブナイルにどハマりするキッカケになった本。

先にも書いた通りボトムズを見たことは一度もなかったけれど。

そんなことは全く関係なしに楽しめた。

とにかく驚いたのがそのリアルな設定。

カッコいい思ったのが作中に登場する格闘戦用ロボットの設定。

AT(アーマードトルーパー)と言われる白兵戦用人型兵器、
とでも言うのか言わんのか。

アニメは見ていなかったけれど、
ボトムズにでてくるあのロボットかと。

背丈は低く、なにやらずんぐりむっくり。

頭でかくてお世辞にもスタイリッシュとは思えない。

ところが作中でその設定をみていたら。

こんなにカッコイイ人型兵器があったのか!

そう思うほどだった。

これ、いわゆる中二くさいってやつだよね。

今書いていて気づきた。

そしてまさに中二か中三だったよ(笑笑笑)。

あの大きさや形状にもちゃんと意味があったという衝撃。

まあデザインから入っての後付解釈かもしんないけども。

そういう大人の事情は中二のもいちには無力なのである。

いやあ、ハマったよベルゼルガストーリー

これを皮切りに朝日ソノラマ文庫ばっかり読む時代に突入したのでした。

【よく読んだ朝日ソノラマ文庫作品】

とは言ってもね。

先にも言った通り小遣いないし。

立ち寄る書店も近所の一店舗だけだし。

その店に並ぶ在庫分しか手は出せなかったけどね。

こんな感じ。

「青の騎士ベルゼルガ物語」シリーズ

「バンパイアハンターD」シリーズ

「キマイラ・吼」シリーズ

「エイリアン」トレジャーハンター八頭大シリーズ

「ARIEL」シリーズ

「クラッシャージョウ」シリーズ

「機械獣ヴァイブ」シリーズ

「逆宇宙」シリーズ

「クレイジーリー」シリーズ

Wikipediaで確認しながら列挙してみた。

覚えがあるのはこのくらい。

新刊が出ると必ず買い求めて読み漁ったのは、
「D」「エイリアン」に「キマイラ」くらい。

他は「朝日ソノラマ」だから買ってみた程度。

実際読み続かなかった。オイラにはイマイチだったのかな。

「クラッシャージョウ」シリーズは数冊読んだよ。

「ダーティーペア」が好きだったからそのつながりでって感じ。

後は絵師があの安彦御大だったからってものも大きい。

ほら、絵を描くのも好きだったからさ。

僕にとって天野喜彦御大に関しては「FF」の人より「D」の人なんだよね。


スポンサードリンク




【朝日ソノラマ文庫は倒産していた】

そういやあ、朝日ソノラマってもう存在しないんだね。

寂しいね。

2007年9月30日に廃業。
事業は朝日新聞出版部とやらが引き継いだんだって。
だから作品自体は手に入るのかな?

調べたら問題なく刊行され続けてた。

そりゃそうだよね。

装丁なんかは様変わりしちゃってるけど。

大体さ。

長すぎるんだよね、シリーズが。

Dにしてもキマイラにしても。

Dなんか何年ハンターやってんだよって。

いい加減真相にたどり着いてなきゃおかしいでしょうが。

あんだけ強くて頭もいいんでしょ?

そのへんのダンピールとは「質」も違うんでしょ?

父親はあの人なんでしょ?

もう目的なんなのかわかんないんじゃないの、
読者もDも作者の菊池先生も!ww

そもそもD自体が不死みたいなもんなんでしょ?

作中だってやたら時代が移り変わってるんだよね?

Dは不変でも彼に関わった人間達は否応なしに歳をとって死んでいくじゃない。

 

ところで最近はDって新刊出てるのかい?

もうもいちもいい歳になっちゃったからさ、いい加減。

それこそ作中のDと周りの人間達の関係みたいになってきちゃったよ。

さすがに今では読む気になれないかな。

どうだろ、試しに読んでみるか。

案外難しいな。

【失ったものを取り戻せ!】

で。

これらの本。

とっくに処分してしまっていてウチにはないのだけど。

いや、数冊だけ買い戻してあるけど。

もう一度集め直したい。

出来ることなら当時の装丁で。

背表紙は白でなくて緑の方。

行くか、神保町に。

地元にあった古本を扱うお店。

全滅しちゃったんだよね。

買っておくべきだった。

本に関してはね、断捨離度外視で。

だってさ。

お金なさ過ぎて泣く泣く売っては現金化した蔵書達。

もちろん大した金額にはならなかったんだけどさ。

それほど逼迫してたからね。

そのせいか、今でも惜しかったって思うのよ。

だからなのかもともとの収集癖のなせる技か。

かつての本棚の風景を再現したい。

どうにか買い集めようと思うよ。

ちなみにネットオークションやネットフリマは利用しない。

中野と神保町が好きだから行って探し出したいのさ。

 

その暇とお金を手に入れなければね。

死ぬまでに。

がんばろ。

これこそが僕の原動力なのです。

モチベーションってやつ。

 

【まとめ】

読んできた本のレビューみたいのでも書こうかなって思って、
書き始めたはずなのに何これ?

でも考えたら内容ちゃんと覚えちゃいないよ。

読んでいたのもどんだけ前かって話。

そうなるとやはり、もう一度読み返したいよね。

でも10代の頃みたいな心持ちではよめないよね、
先にも書いたけど。

もう色々と大人になってしまったからさ~。

 

でも買い戻すよ、頑張って。

コレクションと断捨離は別物です。

僕にとっては。

 

今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました。
んじゃ、またね。
もいちでした。


スポンサードリンク




コメント